【打上花火】 〜ペンタトニックスケールで弾こう〜
夏ですね。
夏といえば花火大会!🎇
ということで、今回は米津玄師さん作曲『打上花火』の演奏に合わせて、黒鍵だけを使って自由にピアノを弾いてみましょう。
大丈夫!黒鍵なら何を弾いても合いますので、ピアニストになりきって思うままに弾いてくださいね。
鍵盤の真ん中よりも高い場所で弾くと綺麗です。
それでは、どうぞ🎹⬇︎
いかがでしたか?黒鍵の即興演奏、楽しんで弾けましたか?
この黒鍵の音について、少し説明していきますね。
♭ソ ♭ラ ♭シ ♭レ ♭ミ
これは、5つの音からなる「五音音階」という音階(音の並び)なんです。「ペンタトニックスケール」とも言います。
それぞれの調にあるので12種類、短調のもの(マイナーペンタトニック)も合わせると24種類です。
24種類とはいっても、実際は12種類なんです。
え?どういうこと?
長調と短調同士でそれぞれ仲良しの調が1つ存在するのですが、(平行調といいます)
例えばハ長調とイ短調。
この仲良しの調は調号が同じなので、ペンタトニックスケールにおいては使う音が全く同じなんです。
- ハ長調=ドレミソラ
- イ短調=ラドレミソ
このように、始まりの音が違うけど、使う音は一緒なんですね。
ほんとだー!
なので、結果12種類ということになります。
ちなみに、イ短調=ラドレミソ(マイナーペンタトニック)に1音加えて
ラ ド レ ♭ミ ミ ソ
にすると、「ブルーノートスケール」になります。
カッコイイ!
ところで、最初に弾いた黒鍵のは何調なの?
変ト長調のメジャーペンタトニックスケールです。
と同時に変ホ短調のマイナーペンタトニックスケールでもあります。
この変ト長調と変ホ短調は、仲良しの「平行調」の関係です。
『打上花火』は変ト長調で、曲中には変ト長調の基本のコード(ダイアトニックコード)しか使われていません。
だから、どの黒鍵を使っても曲に合うんですね。
ペンタトニックスケールって、民族的な、また日本的な感じしますよね。
それと同時に幻想的なイメージも作り出すから、『打上花火』にピッタリですね✨
ドビュッシーやラヴェルもよく使っていますし、ポピュラーのいろんなジャンルでもたくさんの曲に使われているんです。
そうなんだぁ
ペンタトニックスケール、覚えとこうっと