調律をしてもらいました♪
先日、約半年ぶりに調律をしてもらいました。
アコースティックピアノは、木やフェルトなど自然素材が使われているので湿度や気温差によって状態が変わり、音が少しづつ狂ってきます。また、中に張ってある弦は常に強い力で引っ張られているので、ここも点検が必要です。
なので、半年に一回(夏・冬)調律をしています。
狂った音で練習することは音感にも影響するので、ピアノをいつも正しい音にしておくことはとても大切なのです。
また、音を正しい高さに合わせること以外にも、弾きやすさ(タッチの調整)や音色の調節、そのピアノやお部屋の空間に合わせた響きなど、ピアノを演奏するのに欠かせない色々な作業を、毎回2時間弱かけてしてもらっています。
調律師さんには以前住んでいたところから何年もお世話になってきました。毎回、必要な道具が入った大きなカバンとミニ掃除機を持ってきて作業してくださいます。
調律師さんいわく、以前住んでいた盆地よりも気温差が少ないので音の狂いはあまり激しくなかったようです。
湿度に関しては、ピアノ室を測ったところ今回50%代ということで、ピアノにとってはほぼ良い状態とのこと。(5〜60%がベストだそうです)
人間にとって快適な環境が、ピアノにとっても良い環境ということですね^^
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以前、調律をテーマにした『羊と鋼の森』という小説を読んだことがあります。
美しい音を追求する主人公。正しい音に調整するのはもちろん、どんな音がいい音なのか、どうやったらその音が作れるのか。 悩みながら調律師として少しづつ成長していくストーリーです。
硬い音、柔らかい音、明るい音、落ち着いた音…感じ方も好みも人によって違います。
調律って繊細で奥が深いんだなぁと改めて思いました。
文章がとても綺麗で、調律の、音の美しい世界に浸れます。機会があればぜひ読んでみてください♫