ピアノを始める前に知っておきたいこと3
今回は、クラシックピアノとポピュラーピアノの違いについてです。まずは、この2つの分け方について説明していきます!
クラシック音楽とは
1600〜1900年あたりまでの、西洋の芸術音楽のことを指す
→クラシックピアノ
その時代の作曲家の書いたピアノ曲のこと
時代別にバロック・古典派・ロマン派・近現代の4期に分けられる
ベートーヴェンとかショパンとか、有名な作曲家のことだね!
それに対して、
ポピュラー音楽とは
流行りの、大衆のための音楽
クラシック以外のジャンル全般(ポップス、ジャズ、ラテン、ロック、演歌、アニメ曲などなど…)
→ポピュラーピアノ
ポピュラー音楽を、ピアノ用にアレンジした曲または演奏のこと
なるほど〜、クラシックピアノ以外のジャンルはポピュラーピアノに分類されるってことだね。
いろんな考え方がありますが、ここではそう分けて話を進めます。
勉強することや練習の仕方が違う
実はこの2つ、弾く曲の種類が違うだけじゃなくて、勉強法や練習法も違うんです。
えっ、どういうこと?
まず、「どうやって曲を弾いていくか」の根本的な考え方が違います。簡単に言ってしまうと、
クラシックピアノ→楽譜通りに弾く
ポピュラーピアノ→自由に弾く
このように、全く違うアプローチで曲を弾くのです。なので、勉強することもそれぞれ違ってくるんですね。
詳しく説明していきますね。
クラシックピアノ
日本では、ピアノを習うといえばクラシックピアノが一般的です。
作曲家が残した芸術作品を、作曲家の意図通り=楽譜通りに再現する(弾く)のが目標であり、そのためのテクニックや弾き方、時代背景を勉強していきます。
なので、楽譜が絶対です。基本、楽譜通りに演奏しなければなりません。弾きやすいように変えたり省いたりすることはできません。
『芸術作品の再現』が、クラシックピアノの美学なのです。
ポピュラーピアノ
対して、ポピュラー音楽は決まった楽譜がなく、自分で自由に弾きます。
その音楽、ジャンルの魅力が伝わる演奏をするのが目標であり、そのために、コード(和音)の知識や弾きたいジャンルの曲の音使いのパターン、伴奏形、リズムスタイル、ノリなどを勉強していきます。
楽譜は読めたほうがもちろんいいですが、絶対必要かといわれたら、そうではありません。
クラシックピアノとポピュラーピアノって、考え方も勉強の仕方も必要なスキルも違うんだね。知らなかった!
※もちろん、ポピュラー曲を譜面通りに弾くこともあるし、(一般的なピアノ教室はこちらが大多数)クラシックだって、きちんとした楽譜でなく記号を元に演奏していた時代もありますから、人によって場合によっては当てはまらないこともあります
ピアノの勉強法はひとつじゃない
『ピアノは楽譜が読めないと弾けない』と誤解されがちですが、ピアノを弾くための方法はひとつ(楽譜だけ)じゃないよということを伝えたくてこの記事を書きました。ピアノを勉強する方法の違いを知ってもらえたら幸いです。
自分のやりたいジャンル、方法でピアノを楽しんでください!
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