歌うように弾く
レッスン(特に子どもレッスン)では、歌うことを大切にしています。
ピアノではまだ指がうまく動かせなくても、歌でならイメージしたとおりに曲を表現しやすいからです。
歌うことでしっかりその曲を自分の中にイメージし、そして歌ったのと同じように(イメージのまま)弾く。それが、ピアノ演奏の表現力に繋がっていくのです。
歌詞や鼻歌で歌いながら弾くのもいいですね。演奏がイメージに近づくと思います!(更にドレミで歌いながら弾くと音感もつきます^^)
この「歌ったように弾く」ということをいつも意識すれば、自然と良い演奏になっていくはずです。
例えば、きらきら星という曲。
歌うときは誰でも
きーらーきーらーひーかーる〜 ♪
こんな風に歌うと思います。
ところが、これを何も意識せずにピアノで弾くと
き、らーき、らーひ、かーる〜 ♪
初心者の場合こうなってしまうことがあります。同じきらきら星なのに全然違いますよね。
せっかく弾けてるのにもったいない!ちょっと意識すればすごく良くなるのになぁと。
歌ったのと同じように弾こうと意識すればこういう演奏になりにくいです。
次に大事なことは、自分の弾いている音をよく聴けているかどうかということです。
自分のイメージした(歌った)とおりに弾けているかどうかを客観的に聴かなくてはなりません。
弾くのに一生懸命で、案外聴いてるつもりでもきちんと聴けていないものです。
客観的に聴くのってすごく難しいのです。
この対策としては、スマホなどで録音して自分の演奏を確認すると効果的です。こうすると客観的に聴くことができます。
聴いて修正する、の繰り返しで自分の理想の演奏に近づけていく。
ダンスなどは鏡を見て、自分の姿がどんな風に見えるかを常にチェックしながら練習しますよね。
あれと同じで、自分の音を常にチェックしながら練習すると、確実に上達すると思います。
どう弾きたいか、どう表現したいかを考えて弾くこと、また自分の奏でている音がどんな音なのかをよく聴くことが上達のカギです。
もちろん小さいうちはまだ自分では難しいので、レッスンでその土台作りをしていきます。
ぜひ、「歌うように弾く」を意識してみてください。
演奏が変わりますよ!
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